いっ今 … おでこがっ
あんな近くで奏多を見れるなんて…
「本当にどうしたんですか?悩みでもあるんですか?」
悩み?
あるよ
奏多には言えない悩み事
『本当に大丈夫だよ?奏多、明日はやいでしょ?さぁ帰った、帰った~。』
部屋のドアを開け奏多を誘導する
勉強教えてもらっといて帰ってなんてわがままだけど今の私はこうするしかないの
「季子?なんか変ですよ?」
奏多の手が頬に触れる
やめて これ以上
私の心にはいってこないで
こっちみないでよ
名前呼ばないでよ
触らないでよ
勘違いしそうになる
『変じゃない!』
--バタンッ
奏多の手を振り払ってら勢いよくドアを閉めた
奏多に反抗的な態度をとった自分が憎い