嫌な予感がして目を開ける


『駄目っ!』


予感は的中していた


「何でですか?キスくらいいいじゃないですか。」



唇は離されたものの、私はまだ奏多の腕の中



みるみるあつくなる顔に奏多は手をそえる


『キスくらい?ふざけないで下さい!いつまで私の心を弄ぶんですかっ!』


そう言う事されるともっと好きになっちゃう


ながされそうになる


「季子こそ俺の心、いつまで揺らすんですか?」


私が奏多の心を?


『私が奏多の心なんてゆらせるはずない…』