「アナタへの借りはこれで返しましたよ」

ユキヤはアミにそっと近付き、穏やかに話しかける。

「うん…、ありがとう…」

アミはユキヤのあどけない少年としての外見と、先程の異質なまでの闘いの描写に戸惑いを隠せなかった。

「さて、先程のお話の続きですが…」

ユキヤが周りを見回し口を開く。

「まだ俺を殺しますか?借りも無くなった事ですし、殺されてやる義理も無いんですが…」

次に発したユキヤの言葉は、誰もが驚愕する一言であった。



「返答次第では…、ここに居る全員に死んで頂く事になります」