「アナタをここから帰す訳にはいかない!」 アミは鋭い小太刀の連撃でシオンを追従する。 シオンはそれを受け流しながら、大広間の外まで後退する。 それに続く様に、皆も外に出てくる。 アミが僅かに押している 誰もがそう思った。 そして遂に、シオンの一瞬の隙を付き、アミの剣がシオンの胴体を捕らえた。 「決まった!」 見ていた男が声を上げ、シオンの胴体は横一文字に二つに離れ、地に落ちた。