時は戦国。


日本に“侍”が確かに存在していた時代。


かつて各国の大名達が、天下統一の為に争い続けていた。


己が思想の為に、果てしなく殺し合い、戦場は血に染まり続け、国中が混沌の渦へと巻き込まれていく。



その中で天下統一に最も近いと謳われた者達。


“四神刀”


彼等は畏怖の念を込めてそう呼ばれた。


“四神刀”それは人知を超えた力を持つ彼等のみに与えられた称号。


その力は単身で一国を滅ぼすと謳われ、天下を取る為だけに集結した、史上最強最悪の四人の侍。


彼等に対する逸話は伝説でしか残ってない。


何故なら、彼等と戦場で遭遇する事、それはすなわち絶対的な死を意味してたからだ。


人知を超えた力を持つ彼等の前では、いかなる軍勢も無力に等しい。


四神刀の天下統一は目前であった。