大っ嫌いな海へ



それから2ヶ月。



あたしはやっと退院した。




でも、こころは曇ったまま。



「侑亜…」


みぃちゃんがすこし、遠慮がちにあたしの名前をよぶ。



「なに?」



「…孝介くんにあいにいこっか。」



「…えっ?」




予想もしない言葉だった。



今まで孝介について聞くと話をそらされていたから…



「でも…絶対泣かないってちかって。」



「なんで?」




「いいから。誓える?」



「うん。」



「わかった。じゃぁ、いこ?」




あたし達は、県立の病院へむかった。