社長の溺愛・番外編




「はぁ…ん…」



チュッと、短いキスをして長いそれはやっと終わりを示す


息も絶え絶えといった状況の翼は荒く熱っぽい息を吐き出すと裸の胸に頭を預ける



「翼、上手になったね」



長い髪をよけて顔を覗き込めば息ができなかった所為なのか瞳は潤み頬はほんのり赤い


本能に従うならば今すぐ手足を押さえつけて脚を開かせたいところだが生憎、先ほどの行為により彼女の体力は限界に近い


それこそ明日は寝たきりだ


だから………



「…寝る…の」

「そうだね、もう寝んねしようか」

「…ん……寝んね」



くたっとした身体を抱き寄せて、隙間などないくらいに身体を合わせる



「お休み、翼」

「うん、おやすみ……」



いい夢を、と最後に髪にキスをすれば彼女はあっという間に夢の中に旅立った



「今日までよく頑張ったね」



そして新たな印を眠り姫の後ろ首に赤く残した