なんてことをぬけぬけと言ってだめ押しすれば愛しい天使はもう大人しくなるだけ
彼女の身体には見なくとも印などなく、ただなめらかで日焼けなどしたことも無さそうな白い肌が水に濡れているだけ
「翼、また綺麗になったね」
「なぁに…っ」
しなやかな体つきで日々女性らしくなっていく彼女は見ないうちにまた色気を増している
思わず口を塞ぎたくなるのだって仕方がないことだ
「んっふぁ…」
長いキスを終えて湿り気を帯びた空気を吐き出した翼が濡れた瞳で俺を見る
そんな風にみたらどうなるかわかってない可愛い彼女
ぐっと腰を引き寄せれば上がる嬌声についつい笑みが浮かんでしまう
「身体、洗おっか」
「やぁ…っん」
浴室から出る頃にはもう1人では立てないほどになっていたとは、翼は思ってないだろう。

