それを確認して少しずれた布団をかけ直して寝室を出た
さっさとシャワーでも浴びて寝てしまおう…
ちらりと時計を確認してため息、これから毎日こんな辛い日々が続くのかと思うと地獄だ
仕事は苦じゃない、辛いのは彼女に無理を強いてしまうこと
きっと彼女はいくら辛くても泣きたくとも俺がいいよと言うまで我慢してしまう
バスルームではだけたシャツを脱ぎ捨てれば複数の赤色が散らばっている
綺麗にできているものからうっすらと霞んでいるもの、その全てが愛しく思える
しかし、ここで物思いにふけっていても仕方ない
もう何回目ともわからないため息を吐き出してさっさと熱いシャワーを身体に浴びせた

