社長の溺愛・番外編




綺麗に咲いた赤い花びら、それにチュッとキスをしてリボンを結びなおす



不思議そうな顔をする翼に微笑む



「今、ここに印をつけたんだ」

「印…」

「そう、赤い印だよ」

「うん…」



未だ恍惚とした表情を見せる彼女はそっと自分の胸に手を置いく



「赤い印が消えるころに、また一緒に寝れるから」

「……本当に…?消えたら…いいの?」



途端、明るくなる仔猫ちゃんに笑みが溢れる



「ああ、本当だよ」

「………嬉しい…」



なんて素敵な印なんだろうか…こんなことで嬉しいと言ってくれる彼女が愛しすぎる



「だから、それまでだから…きっとすぐだよ」

「……うん、早く…ぎゅってしてほしいもん」