社長の溺愛・番外編




綺麗な形の唇を優しく愛撫するようにゆっくりと長いキスをする


いくら回数を重ねても得意じゃない翼は一生懸命応える


呼吸までもが支配された可愛い仔猫は全身の力を抜く



撫でるように口内を弄るれば自然と彼女の息づかいは荒くなる



「はっ…慎…?」

「苦しい?」

「…ん、だいじょ…ぶ」



シャツを握って必死になって息を整えようとする姿がとてもいじらしい



空いている手でナイトドレスの胸元のリボンをほどく



そうすれば胸全体といかなくても膨らみが露になる



そっと指先でそれに触れて相変わらずの柔らかさを確かめるように滑らせる



「慎…、だめだよ……」

「大丈夫、最後まではしないよ明日は学校だろう」



コクコクと素直に頷く翼



その彼女の胸に唇を近づけて軽く吸い上げる



「ん…ちくって…」

「ああ、これで終わりだよ」