率直な感想を言っただけなんやけどな。ほんまコイツボケに対するツッコミの反応がええと思うねんけど。
俺がボケてここまでスカッと返してくれるヤツに15年間生きてきて今初めて出会ったで。なんや感動的やなこれ。
と、内心で感激している俺に気づいていないらしいドライアイスは、どういうわけか少しうつむく。
なんや、と思っていると、不意につぶやきが聞こえた。
「――……忘れるくらい楽しく、か」
そのつぶやきは、独り言のクセして、どこか酷く重かった。
俺はお前の過去に何があったか知らんし、聞こうとも思ってない。
でもその重さは、ちょっと、ないなあ。
「……お前なに背負ってんねん」
「え?」
弾かれたように顔を上げた、ドライアイスのバカヤロウ。
の、頭をぐしゃぐしゃとしてやった。


