よろず屋本舗。





「おはよー!」


私は笑顔で、私の居るグループが集まる机にすぐさま駆け寄った。

グループの面々が私へと顔を向けた。笑顔だ。


「おはようニーナ!」

「おはよー」

「寝癖ついてんじゃん!」

「あははマジだあ!」

「えー気づかなかった!直したんだけどな~」

「あ、っつーか昨日のアレ見た?」


来た。


「見た見た!」

「見た!?やっぱ超かっこいいよね~!」

「ね!」

「ニーナは?見た?」


一斉にグループの面々が私を振り向いた。

私は笑顔でうなずく。


「もち!見たに決まってるじゃん!」

「やっぱりー!?」

「超いいよね!」


会話が続いた。よかった。

昨日のテレビ、とにかくリーダーが見るヤツ、チェックしといてよかった。

絶対この話くると思ったんだ。昨日はリーダーの好きな俳優が出るスペシャルがあったから、確実だと思って。

私の目の前では、トモダチがみんな笑顔で楽しそうに会話している。

でもみんながみんな、本当に楽しいのか私にはわからない。

もしかしたらみんなにも、私は楽しくて笑っているように見えているのかもしれない。

それなら、それのほうが、いいに決まってる。