――…なぁ、一ノ瀬。
お前、今、どこで、何してんだ?
元気にしてるか?
たまには連絡くらいよこせよ。
今日、俺たち、お前と過ごした学校、卒業したんだぞ。
知らないだろ?
教えてやんねぇよ。
お前が戻ってきたら、教えてやってもいいけどな。
式が終わって、グラウンドに集まって写真を撮っている生徒たちの集団から離れ、
保健室の近くへと向かった俺たち。
「千早のことだから、グースカ寝てんじゃないかしらねん」
「あー、ありえるね!」
花梨とそんなことを話しながら、笑った、瞬間。
「残念!あたしは寝ていないのである!」


