って、俺が言えたギリでもないけど。
なんかわかんないけど楽しくなって来て、俺はお返しに足元の水たまりを思い切り蹴り上げた。
バシャッ!と、一ノ瀬の足に水がブッ掛かる。
「フッフッフ…瑞希さんをナメんなよ?売られた喧嘩は買う主義なんだぜ☆」
にんまりと笑ってみせると、一ノ瀬はジッと俺を見つめ。
「…あっそ」
ニッと口角を持ち上げて、デッカイ水たまりに、思い切りジャンプした。
ザッ…!
舞い上がった雫たちが、そこら中に散る。
――スプラッシュ!
それは、いつの間にかやんでいた雨の隙間から覗く、一瞬の光にキラキラと乱反射する。
まるで、宝石のように。
それに見惚れていた俺は、頭からつま先までびしょ濡れなのに、しばらくしてから気が付いた。


