…一ノ瀬と一緒に帰ろうと思って傘を畳んだ俺がホントバカに思えてきた!!(驚愕)
一ノ瀬との口喧嘩は絶対勝てないな、と思いつつ、俺はムカついて傘を握り締める。
俺ってやっぱ…カッコ悪…。
「…あー、もう知らん!俺がバカだったよホント!じゃあな!」
先に帰ってやろうと思って、一ノ瀬に背を向けた俺は。
――バシャッ
足の裏面にかかった大量の水に、唖然と立ち止まり、反射的に振り向いた。
一ノ瀬が、片足を軽く持ち上げて――…
「…冗談だっつの。先に帰んな」
…――上目に俺を睨んで拗ね気味にそう言った。
俺は驚いて一ノ瀬を見据える。
そんな俺から、一ノ瀬は視線を逸らす。
…なんだ、コイツ。
案外、可愛いヤツじゃん(笑)。


