「じゃ、俺帰るんで!」
「あぁ」
「っていいのかよ!?(唖然)」
「止める理由ないし」
「……そりゃそうだけど…(汗)」
一ノ瀬は口ごもった俺から視線を外し、昇降口の柱に背を預けて、暗い空を見上げた。
……なんでお前はその格好だけで絵になるんだ…!!(涙)
俺は無性にムカついたので、勢いよく回れ右して、昇降口に背を向ける。
バシャバシャと水を踏みつけ、校門まで歩く。
そして、何気なく肩越しに後ろを振り向いて、一ノ瀬を確認する。
…さっきとなんら変わりなし。
アイツ、どうやって帰るつもりなんだ…。
雨は激しい。
おまけに梅雨時期だし、一度降りだしたらやまないんじゃないかと思われる。
だからと言って、野郎二人で傘を共有したくもない。
っていうか、絶対それは嫌だ!!(゚Д゚)クワッ
あまりにも悲しすぎるから!!
しばらくそこで立ち止まり、思考錯誤した結果。


