ちーちゃんの隣の席なので、こちらに歩いてくるのは必然で。
だから俺が話し掛けるのも、これまた必然なのだ。
「おっす一ノ瀬!お前、宿題やってきた?」
右手を挙げて声をかけると、一ノ瀬は俺を一瞥してから椅子に座りつつ。
「見せないから。」
「えっ俺まだなんも言ってないんですけど!?」
「顔見ればわかる。」
「ちーちゃん!コイツもなんか能力者だ!!俺の言いたいこと先読みしやがったぁあ!!」
「それはまことか!瑞希隊員!?」
「あんたはさっさと宿題を写しなさいよ!(怒)」
「みっ瑞希隊員!ブラックカリンが襲ってきたぁあッッ!!」
「隊長!申し訳ありませんが俺には倒せそうにないです!(逃走)」
「見損なったぞ瑞希隊員――ッッ!!(号泣)」
「…うるさい…」
俺とちーちゃんの朝のコントに、そう文句を言うのは、言うまでもなく一ノ瀬だった。


