よろず屋本舗。







「ハロー、ちーちゃん♪今日も眠そうだな!」


「あー瑞希ジャマイカー。おはよー…いやはや…昨日も徹夜でネトゲをね…ふぁ~」


季節は梅雨。


水色の傘をさして昇降口へ向かっていたちーちゃんに、俺は気軽に話しかける。


で、そんな俺に欠伸をしながら返事をするちーちゃん。


なんだかんだで、いつの間にか気が合い、仲良くなったこの子、榊千早ちゃんは、なんていうか……




……“オタクのお手本”みたいな女の子だ。



けど、それが良いキャラしてるから、俺も話してて楽しい。


昇降口へ入り、靴を履き替えて教室へと向かう。


俺は他クラスなんだけど、まあ、ノリでちーちゃんの教室へと足を踏み入れる。


「あ~花梨~…おはよ~…今日もいい雨だねぇ…」


「あんた頭平気?…な、わけないわよね。ごめん、あたしが間違ってた」


で、ちーちゃんの親友であるツインテールの女の子、美山花梨。


花梨に話しかけるちーちゃんは、今にも眠りそうだ。