【―隣の彼女が厨二病ってこんな話―】




とある早朝、ゴミ出しに行こうと独り暮らしのアパートの部屋を出た高橋翔平は、隣の部屋の扉に珍しい苗字の表札がついていることに気付いた。
どうやら新しい住人がやってきたらしい。

『神坂』と書かれたその苗字をなんと読むのか扉の前で考えていたところ、背後から襲撃を受ける。

死ぬのかここで俺死ぬのか!とガクブルしていた高橋だが、しかし背後の襲撃者はどうやら女の子。

いくつか質問されたあとになんとか命を助けてもらった高橋は、次に振り返って見た女の子に驚く。背後からの襲撃者は、まるで二次元から出てきたような、黒髪の超絶美少女だったのだ。

これマジ三次元始まったんじゃねーの!と思っている高橋に、その美少女はこう言い放つ。


『命が惜しければ、私に関わらない方がいいわ』



まあそんなことに挫けるような高橋ではなく、その美少女、神坂レイと仲良くなるためにあれやこれやと奮闘するドッタンバッタンのラブコメです。
若干、いやかなりのラノベ臭(電撃とか)が漂うラブコメです。