目の前でサンドイッチを食べる朝倉さん。
わたしは喉を何も通らないことくらいわかっているから、紅茶ひとつ。
「……紅茶だけで大丈夫ですか北沢さん。」
「え!?あ、はい、大丈夫です!」
「……これが女子力か。」
「は、はい?」
「なんでもないです忘れてください。」
サンドイッチをペロリと食べ終わった朝倉さんは、ぼそっと「わかってたけど足りないわ…」とつぶやく。
わたしはそんな朝倉さんを、緊張で震えながら見つめる。
……やっぱり美人だなあ…。
「…えーっと、それで、朝の話なんですけど。」
飲んでいたコーヒーを置いて、朝倉さんが切り出す。
いつかいつかと待っていたわたしは、その言葉にドキィッ!と内心で飛び上がる。
緊張で、テーブルの下に握りしめた両手が、冷たいのに、汗でぐんぐん湿っていく。
鼓動がうるさい。身体中が震える。
目を開けて居られなくて、ぎゅっと閉じた。
朝倉さんは、言う。


