よろず屋本舗。







――通話を切って、画面を見つめる。


スマホを握る手が、怖いくらいに震えていた。



「……る…」


わたしは震える声で言う。


「会えるっ…!!」


途端にフミがガバッ!とわたしを抱きしめた。


「やったねカナー!!会って話してもらえて!!」

「よがっだよ~!!フミ~!!」

「ちゃんと会って、しっかり話しておいで!!」

「うん…!!」


連絡がもらえただけで、こんな騒ぎよう。

こんな喜び。

どんな返事をされても構わない。

わたしが女の子だからって、無視されなかっただけ、すごくうれしい。

やっぱり朝倉さんは、いい人だ。




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待ち合わせ場所の、噴水のある公園。

わたしが噴水のふちに座って、ドキドキしながら待っていると。


「…北沢さん?」