――そんなわけで。
わたしはその人が着ていた制服を頼りに、学校を探して、その人を探していた。
1週間かかって、ようやく見つけて、今日にいたる、というわけなのだ。
ちなみに名前を知っていたのは、どうやら朝倉さんは有名人らしく、同じ学校の人に『わたしを助けてくれたすごく美人な女性です』って説明したら、『あー朝倉京だよ、絶対』って一発で答えてくれたからです。
「…で、告白して、返事はもらったの?」
フミは気を取り直した様子で、今朝の話の続きをする。
フミはわたしが朝倉さんに恋しましたって話しても、驚いたものの、引かなかったから、やっぱり大事な親友だなって思った。
わたしが通っている高校は、お嬢様学校と呼ばれる完全な女子高で、少なからずそういう感じの話が持ち上がるから、ちょっとマヒしてるのかもしれないけど…。
「ううん、返事はまだもらってない…」
「そっか」
「なんかね、ビックリさせちゃったみたいで…」
「…まあ、そうだよね。同性に告白されたらビックリするよね…」
「……ダメかなあ…」
「うーん…あたしはわかんないけど」
「一応、連絡先は、もらえたんだけどね…?」
「よかったじゃん!もう、それ先に言ってよ!」
「なんかね、朝倉さんのお友達さんが、慌てた感じで『と、とりあえず学校あるから、連絡先だけ交換して、放課後にでも!ね!キョウちゃん!』って、それで…」
「…キョウちゃん?」
「あ、朝倉さん、そう呼ばれてるみたいで」
「……あ、京ってキョウとも読めるからかな」
「わかんないけど…」


