『ねー、何してんの?』
行く手を阻むようにして、その人たちがわたしの周りに集まってきた。
…な、何してんのって、見ればわかるでしょー!
そんなことを思いながら、でも初めてこんな状況に遭遇したから、どうしたらいいかわからずに。
『…人を待ってる、んです…』
わたしはおずおずと素直に答える。
そしたら彼らは、
『でも全然来ないよね?』
『もしかしてドタキャンじゃね?』
『ヒマならさー俺等と遊ばない?』
と、畳み掛けるように話しかけてきた。
わたしは『え、あの』とか『それは、その』とかくらいしか言えなくて、だんだん口すら開けなくなってくる。
そんなわたしの肩を、ひとりが掴む。
『じゃ、行こうかー』
勝手にそう言って、わたしをグイグイ押しやってくる。
…フミ、早く来て!!
フミ…誰か――!!


