「え!?告白してきた!?」
いつもより少し遅れて登校してきたわたしに、友人のフミが理由を尋ねてきたので、朝の出来事を事細かに伝えた時の反応である。
わたしがコクンとうなずくと、フミは困惑したように頭を押さえた。
「……よくまあ、告白して来たものね…」
「がんばりました…」
「う、うん。頑張ったね…女の子相手に……」
フミは苦笑を混ぜてそう言った。
……そう、わたしが今朝告白してきた相手、朝倉京さんは、女性。女の子。
ここで補足しておくと、わたしは別に女性を好きになる人ってわけじゃない。
いつも好きになるのは男の子だ。
でも、今回は例外だった。
そう、例外だったの…。
――1週間前、フミと遊ぶために街中に行った時の事。
たまたまその日はフミが電車の都合で遅れてて、わたしが駅前で待ってることになって。
ぼんやり人ごみを眺めながら時計の下に立っていると、何やら数人の男性が近くに寄ってきた。
なんだろうと訝しげに横目で見ていたら、こそこそとわたしのほうを見ながら何かを話していて。
ちょっと嫌な感じだったから、その場を離れようとしたら、案の定。


