「ゆき、今日一緒に帰れん! ほんまごめんな!」 絢が顔の前で両手をあわせて言った。 「…あぁ、うん。いいよ。」 ゆきは少し残念そうな顔をしたけど、 すぐに笑って言った。 「…なぁゆき。」 俺はゆきを呼んだ。 「ん?」 「今日、俺と帰る?」 「…へっ!?」 ゆきは目を丸くして俺を見ていた。 「嫌なら別に無理せんでえぇけど…。」 「嫌じゃない!帰ろ!悠斗!」 ゆきの顔がパッと明るくなって 俺を見つめた。 「あ、あぁ…。」 まさかの反応で少し戸惑った。