「 菜緒ちゃん・・・ 」 「 紗希? 」 「 ちゃんと食べてるの? 」 あれからもう一ヶ月。 いや、”まだ”一ヶ月。 「 ?・・・食べてるけど・・・ 」 「 嘘。どれだけ痩せる気? だめだよ、食べないと 」 ムッ、とした紗希があたしの 腕を引っ張って歩き出した。 早歩きな紗希に聞こえないよう 溜息を零しつつも、あたしは 紗希の後ろをついて行った。