「迅が…倒れちゃったの。

今、龍が病院に連れて行った」



…倒れた?



迅が……?





「なんで…」

「わかんない…。

トイレで…見つけたときには
意識がなかった…心、どうしよう」



千朝はそう言うと、
泣き出してしまった…。



俺は千朝を慰めながら

頭ではまだ、
何が起きたのか理解できていなかった。