【短編】 わかってる







「だって、私のこと好きなんでしょ?」




「う、うん…」



「じゃあ、もういいよ」





微笑むと、冬輝は安心したような顔をする。



そしてそのまま、私の顔に自分の顔を近づけて来て…




ゆっくり、唇が重なろうとしたとき―――