「ねぇ、逆に聞くけど」 私は曽我部 日向の目をまっすぐ見た。 「家族といつから一緒におるん?」 「小3…」 私は耳を疑った。 てっきり、分からないって返ってくると思ったから。 「小2までは施設で暮らしてた」 「じゃあ…施設にはいつ入ったん?」 曽我部 日向は首を横に振った。 今度こそ覚えてないんだ。 「これ…このネックレス、見覚えあるって言ったよね?」 私は鞄につけてあるネックレスを指した。