私は職員室を出た後、1組の手前の2組の教室に入った。 「…翔太」 私は机に突っ伏して寝ている翔太をつついて起こした。 「美春…どしたん、めずらしい」 そう、自分から翔太の元に出向くのは私にしては珍しい行動。 「うん、昼休み、大事な話があるけん」 私が言うと翔太は顔を引きつらせた。 「まさか…別れ話?」 私は今は本気であきれた。 「馬鹿…違うけん」 私は全力で否定した。 「良かった…うん、了解!」 私は翔太が敬礼したのを見て、ようやく教室に戻った。