3日後、私は自宅療養も終えて学校に行けるようになった。


「小澤さん、もう大丈夫?」


曽我部 日向はやっぱり私に絡んでくる。

あの日、私が迷惑かけたからって引きずりすぎ。


「あのね、曽我部くん。その小澤さんってやめてくれない?みんなに美春って呼ばれよるけんなんか嫌」


そう、坂部くんでさえも私を美春と普通に呼ぶようになっていた。


「…美春…?」


曽我部 日向は不思議そうにいった。


「どしたん?」

「何か…聞き覚えがある気がして」


ああ、やっぱり。