「美春、体調悪い?顔色悪いよ?」


歩美に心配かけちゃだめ。

私はそう思って無理やり笑ってごまかす。


「大丈夫、ちょっと寝不足で・・・」

「そう?今日はちゃんと寝てよ?」


私はなんとか足を動かして席に着いた。


彼は日向じゃない、そう何回も自分に言い聞かせた。