「おはよう」


次の日の朝、玄関を出るといつものように翔太がいた。


「翔太・・・昨日はありがとう・・・」

「別に・・・大丈夫?」

「うん・・・ちょっと衝撃が大きかったけど」


翔太は私の手を昨日みたいに優しく握った。


「何かあったらすぐに言ってよ?」