不器用エレジー

「一生懸命働いてるだぁ?」

テーブルにコップをタン!と置き、サラリーマンは言います。

「んなもん俺だって一生懸命働いてるっつの。愚図で結果出せない奴が、努力だけ認めてもらおうなんてのは甘ぇんだよ」

「何の成果も挙げられない奴が、人並みに認めてもらおうなんて生意気なんだよ。雑用でこき使われて当然だろうが。それを棚に上げて、会社でパワハラを受けた腹癒せに首吊り自殺なんて、まるで俺らが悪いみたいじゃねぇか」

「そうだそうだ!要領悪いノロマ野郎なんざ会社にゃいらねぇんだよ!自殺なんてして迷惑かけるくらいなら、先に辞表書いてやめちまえってんだ!」