不器用エレジー

とあるガード下。

赤提灯で二人のサラリーマンがコップ酒片手にクダを巻きます。

「知らねぇってのな、首吊ったって言われてもな」

「そうそう、俺ら別に何もしてねぇっての」

焼き鳥の串を頬張りつつ、彼らは続けました。

「要領悪ィから毎日残業しなきゃなんねぇんだろ?それを俺らが社員食堂で笑い話にしてたからって、何でパワハラ扱いされなきゃならねんだっつの」

「俺らは事実を喋ってただけだろうがなぁ?本当の事言って何が悪いんだっての」