不器用エレジー

僕は『一生懸命』生きてきましたよ。

それら『裁かれぬ悪』を見て見ぬふりして、飲み下す事が人間として、社会で生きていく人並みの能力というのならば、『一生懸命』努力しました。

しかし、それは認められないのです。

どんなに『一生懸命』努力しても、結果を出さない限りは、やはり『裁かれぬ悪』の矛先を向けられる事もある。

この世界は非情です。

優秀な者以外は生かしておかない。

容赦なく抹殺します。

ここで言う『抹殺』とは、命を奪う事ではありません。

その者を『認めない』という事。

その者が、そこに至るまでに積み重ねた努力も、時間も、全て否定して。

『アイツは役立たずだ』と存在そのものを否定してしまう事。