不器用エレジー

ガード下。

通過する列車の騒音に混じって響く、数発の銃声。

列車が走り去る頃。

「…騒がせてしまってすみません。ご馳走様でした」

店の親父にニッコリ笑って飲み代をテーブルに置き、僕は赤提灯を出て行きます。

…少し悪酔いしてしまったでしょうか。

フラフラと夜道を歩き、星空を見上げながら。

「…こんな事だから、僕は社会に順応できず、人並みの暮らしが出来ないんでしょうね…」

小さく呟きます。