大小さまざまで、よくこんなサイズが手に入ったなあ。

というのもある。

どれも立派なやつで、感心する。

「ああ、これ、ヒトシがもらってきた賞状なのよ」

ヒトシというのは、この部屋の主となる義姉の息子だ。

「賞状、すごい、こんなに」

思わず言ってしまいながら、賞状に近づいた。

「そうなのよ、沢山もらってくるから、小三なのに、もう貼るところがなくなってしまってね。困ったわ」

なんていいながら、笑ってる。

…でもね、義姉よ。

私は、一つ一つの賞状に目を移して、あきれてくる。