なんだけど、誤解をしたのはそっち。



あたしの言うことを信じてくれなかったのもそっち。


だから、そっちが謝ってくれるまでは、その話に関してはあたしからは触れないようにすると決めた。



さすがにこの空気に耐えられなくなって、コーヒーを一口、口に含んだ瞬間に、




「…………ごめんっ!!!」


と、陸人の謝る声が聞こえた。