どうして私と付き合っているのか分からない…。
どうして私なのか分からない。

好きじゃない訳じゃないただ不安なだけ…。



「じゃあこーゆーことしてみれば?」

お昼休みご飯を食べながらそう言ったのは、高等部第二期生先輩で聖歌隊のリーダー愛美(あいみ)先輩だ。

「それ良いかも…」

そう言ったのは、高等部第三期生で先輩の美琴先輩だ。二人は、従姉妹同士で仲が良いらしい。

「えっでも…」

私には、拒否権がないかも知れないながら言って見た。だが想った通り拒否権は、無かった。