「お前ら知り合いだったのか!なら、話は早い!えーと、樹原!

 学校案内よろしく!」

 「はい!」

 うれしい。うれしすぎる!また、2人に会えるなんて!






 休み時間になった。洸ちゃんの席はあたしの後ろで、凛ちゃんは

 洸ちゃんの隣。こんなに席が近いのもうれしい!

 「あずー学校案内してー」そう言って洸ちゃんが抱きついてきた。

 そしたら「あっ!何しとんねん!あずはうちのもんやから!

 絶対わたさへん!」って言った。あたし笑っちゃった。

 そしたら凛ちゃんが、

 「む!何でわらっとんのー?」

 「え?うれしいから・・・・かな?」

 そしたら凛ちゃんも洸ちゃんも笑った。あたしも笑った。

 「それより行こ!とことん案内してあげる!」

 凛ちゃんも洸ちゃんも笑って「うん!」って言った。