「私も手伝う!」
「えっ…でも押水さんが…」
「私は大丈夫っ
1人より、2人の方が
きっと早く見つかると思うんだ。
だから、探そ?」
曇った表情から
少し明るみが増した奥村くんは
「じゃあよろしく…」と言った。
それから
私たちは北校舎を徹底的に
見回った。
B組や授業で使った教室と
いろんな場所を細かく見た。
でも…見つからない。
「南校舎行ってみる…?」
「…」
少し焦っている奥村くん。
私もだんだん不安になってきていた。
夜の校舎って
何かいそうだし、暗いし…
涙出てきそう…
でも!
今はそんなこと言ってられないよね。
「大丈夫だよ!
絶対に見つかるよっ」
私はそう言い残して
走り出した。
