「あ、俺の名前
知ってるんだ…
ってか起こしてごめん…」


そっぽを向く奥村くん。


知ってるも何も…
学年で知らない人は
1人もいないと思うよ…きっと


これ、夢? 夢なのかな?


自分のほっぺをつねってみる。





ー痛い…



私は苦い顔をした。






「プッ…アハハ!」




奥村くんは笑い始めた。


無邪気で幼い子どもみたいな
笑顔で笑っている奥村くんを見て
私の顔の温度は
みるみる上昇していく。



「ごめん。
さっきの寝顔とほっぺつねった時の
顔がおもしろくて…」

「寝顔、見ちゃったの!!?」

「おお」


あぁ…

一生の恥かも。

というか

おもしろいって…

私の顔…