「わ…忘れてくださいっ!!」

私は真っ赤になりながら
先輩たちにお願いをした。



「まあ、つばさが可愛いすぎて
きっと忘れようと思っても
忘れられないけど」

「黙ってるから
早く作品仕上げちゃいなよ。
とっくに休憩時間、
過ぎてるよ?」



はっ!
すっかり忘れてた!!



時計を見ると
17:42を指していた。
完全下校が18:00の今の季節




うう… 私のばか…



すぐベランダから出て
席に戻って
急いで作品を仕上げた。