そして2人で久しぶりにじゃれあってるうちに、キーンコーンカーンコーンってチャイムの音。
昼休みは終わってしまった。
『『楽しい時間てホント過ぎるのはやいねー』』シオリとあたしは同時に同じ事を言った。そして、また一緒に笑い合って、手を繋いで教室に戻った。
教室に戻った時も、朝と同様にあたしを見るみんなの目は冷たかった。
でも そこには朝とは違うあたしが居た。今のあたしにはシオリという味方がいる。そしてリョウコも、あたしは1人じゃない。クラスの子が何を言おうと、学校中のみんなが何を言おうと、あたしを守ってくれる親友がいる。それだけで心強かった。でも 不安もあった。みんなはどこまで真実を知ってんだろう?《サセ子》と言われるぐらいは言いたいヤツには言わしておけばいい。しかしレイプされてまわされた事は知られてるんだろうか?それだけは 学校の誰にも知られたくなかった。シオリはノブから聞いたって言ってたけど、どこまで知ってるんだろ。もう 知ってしまってたら、現実を受け止めて、全部話そう。でも、知らないのであれば、絶対に知られたくなかった。例え親友に戻ったシオリでさえも…。
昼休みは終わってしまった。
『『楽しい時間てホント過ぎるのはやいねー』』シオリとあたしは同時に同じ事を言った。そして、また一緒に笑い合って、手を繋いで教室に戻った。
教室に戻った時も、朝と同様にあたしを見るみんなの目は冷たかった。
でも そこには朝とは違うあたしが居た。今のあたしにはシオリという味方がいる。そしてリョウコも、あたしは1人じゃない。クラスの子が何を言おうと、学校中のみんなが何を言おうと、あたしを守ってくれる親友がいる。それだけで心強かった。でも 不安もあった。みんなはどこまで真実を知ってんだろう?《サセ子》と言われるぐらいは言いたいヤツには言わしておけばいい。しかしレイプされてまわされた事は知られてるんだろうか?それだけは 学校の誰にも知られたくなかった。シオリはノブから聞いたって言ってたけど、どこまで知ってるんだろ。もう 知ってしまってたら、現実を受け止めて、全部話そう。でも、知らないのであれば、絶対に知られたくなかった。例え親友に戻ったシオリでさえも…。


