あなたが居たから…

嬉しいかった。
ただそれだけだった。失ったと思ってた親友が帰ってきてくれた。あたしはシオリに言った。『もう 謝らないで、あたしも悪かったんだ。親友のシオリに嘘付いて、隠し事して、シオリがキヨシのこと大好きなの1番知ってたクセに好きになって…これは大切な親友を傷つけた罰だったんだ。長い時間離れてたけど、おかえり』って、あたしはシオリに抱きついた。するとシオリも抱き締めてくれて、2人で泣き笑った。