『チアキくんと、別れたよ』 『へぇ』 『だから…えと』 『好きだから付き合って。はい終わり』 どこまでも素直になれない俺はユミに言われる前に言って電話を切る。 顔が熱いのは風呂上がりだから。そうだと思いこみたい。 明日、学校に行きたくないと心底思った。 隣にあいつがいるのなら (もうなんでもいいや)