「フラないよ」


「え!?」


パッと顔を上げたら、ツキではなく空がいた。


「ははっ海ブサイク」


「っるさい!!空のせいなんだ!!」


「そうだな、ごめん」


「やだ!!許さない」


「好きだよ、俺も。海が好き」


「…海は空が好き。空を独り占めしたいくらい好き」