……ここはどこだろう?
どこまでも、真っ白な世界が広がっている。
何歩か歩いたところで、何も風景は変わらない。
いや、歩いてないのかもしれないとさえ、思ってしまう。
ただ、白があるのみだ。
……それを確認した時、目の前の白がぐにゃりと曲がった。
確かに曲がったのだ。
ぐにゃりと音をたてて。
「何だ……?」
そう呟いた瞬間、その曲がった白から光が漏れだし、
綺麗な黒褐色の髪をなびかせた女性が現れた。
白い絹を身に纏い、
黒褐色の髪の上には光の結晶ともいうべき黄金に輝く髪飾りが映えている。
……その女性がスタージャの頬を触りながら言った。
「スタージャ、炎の精霊を纏いし者よ。
時がきた。
今こそ、目覚める時よ。さぁ旅立て、スタージャ。
お前には感じるはずだ。精霊を纏いし者の気を。
゛七つの光集う時、闇は滅びる゛」
「“七つの光集う時、闇は滅びる”……?それはどういうことだ……?」
スタージャは女性に問うが、問うたことについて何も返ってこない。
“もう、伝えたぞ”とばかりに女性は微笑み、
ぐにゃりと曲がった白の狭間へと姿を消していった。
どこまでも、真っ白な世界が広がっている。
何歩か歩いたところで、何も風景は変わらない。
いや、歩いてないのかもしれないとさえ、思ってしまう。
ただ、白があるのみだ。
……それを確認した時、目の前の白がぐにゃりと曲がった。
確かに曲がったのだ。
ぐにゃりと音をたてて。
「何だ……?」
そう呟いた瞬間、その曲がった白から光が漏れだし、
綺麗な黒褐色の髪をなびかせた女性が現れた。
白い絹を身に纏い、
黒褐色の髪の上には光の結晶ともいうべき黄金に輝く髪飾りが映えている。
……その女性がスタージャの頬を触りながら言った。
「スタージャ、炎の精霊を纏いし者よ。
時がきた。
今こそ、目覚める時よ。さぁ旅立て、スタージャ。
お前には感じるはずだ。精霊を纏いし者の気を。
゛七つの光集う時、闇は滅びる゛」
「“七つの光集う時、闇は滅びる”……?それはどういうことだ……?」
スタージャは女性に問うが、問うたことについて何も返ってこない。
“もう、伝えたぞ”とばかりに女性は微笑み、
ぐにゃりと曲がった白の狭間へと姿を消していった。
